レゴと建築展 レポート

開催期間: 2000年 9月 20日(水)〜28日(木) 11:00〜20:00
場所: 東京 表参道 スパイラルガーデン(スパイラル1F) 入場無料

9月26日(火)、会社が終わってから、やぐちさんと一緒に建築展に行ってきました。
スパイラルの正面にレゴの旗が掲げられていたのには驚きました。

入ってすぐにある大看板です。

右側に受付があり、記帳とチラシの配布などが行われています。入場は無料です。

撮影して良いか尋ねたところ、フラッシュを焚かなければ可能との事でした。

受付では、特別販売の手作りレゴストラップやキーホルダーが売られていました。
ストラップは1,200円だそうです。

高くてとても買えませんので、画像を撮影するだけで我慢しておきます。

入り口付近から奥までの様子です。奥は少し広くなっています。

このあたりは展示のみです。

奥の様子です。展示と物販の割合が半々くらいです。

夜に行った為に暗いのですが、吹き抜けになっているので昼間は明るいそうです。

では、入り口付近から作品をご覧下さい。

まずは、宮城 俊作さんの作品です。

板状になったブロックの間は、透明ブロックで結合されています。

なんとなく、懐かしの「ちびろくラーメン」を彷彿してしまいました。

ちなみに、作品はごらんのように、木のパレット上に置かれています。

次に、建築家の隈 研吾さんの作品です。

遠くて分かりにくいですが、1x6などの細長いプレートなどを繋げてひも状にしています。

なにが凄いかというと、この作品を吊るために高い天井までテグスで引っ張って いるのが凄いと思いました。

電脳建築家 坂村健さんの作品です。そう、TRONで有名な坂村教授です。

タイトルは「電脳軸組 レゴの家」だそうです。

柱の部分を抜き出したものです。

柱の後ろに見えるように、各作品には、作者の経歴と作品の説明文が添えられています。

内部の作りこみもあり、未来カー(?)みたいなものもありましたが、暗くてうまく 写りませんでした。

また、唯一、MINDSTORMS(RCX)を使っていた作品で、モーターでどこかが開閉するようでした。

構造設計者 佐々木睦朗さんの作品です。

3本の柱は太く、1本の柱は非常に細いのですが、問題なく屋根を支えることができています。

ちなみに、屋根はベースプレートではなく、小さなプレートを二重にして、何枚も張り合わせています。

建築家 クライン・ダイサム アーキテクツさんの作品です。

バンダイのリキッドボーグというロボットの形状をした玩具が壁面に設置されており、 重力が分散されているような印象を受けます。

暗くてうまく撮影できませんでした。

韓国の建築家 キム インチョルさんの作品です。

韓国の建築家の方も多数出品されていました。

結構分かりやすい建築物らしい作品です。

ミン ソンジュさんの作品

わけがわかりません。

ユ ワンザイさんの作品です。

まとまったパーツで作られているので、シンプルでキレイです。

リ ソンガンさんの作品です。

光と影のコントラストが美しいです。

証明デザイナー 面手 薫さんの作品。

暗くてよく分かりませんが、建造物の内部で透明パーツをうまく光らせて グラデーションを出しています。

キム スンヘさんの作品。

結構立体構造のある建物らしい作品ですね。

透明部品と色の部品の組み合わせが美しいです。

こんな贅沢な透明部品の使い方をしてみたい...。

建築家 工藤 和美さんの作品。

床面は、プレートを幾重にも重ねて、なだらかな坂を作っており、 非常に美しかったです。

建築家 芦原 太郎さんの作品。

巨大で画面に入らなかったので、縦になってしまいました。

一度、こういうのを作ってみたいですね。

レゴ アンパサダー 北本 水晶さんの作品。

アンパサダーというのは、デンマークのレゴ社で認定された、正式なレゴクリエータの資格です。

これでもかー!!! と言わんばかりに、透明パーツを使いまくっています。

中には、森が..?

実は、赤い屋根の屋敷が透明ピラミッドの中にあるのでした。

なぜか多用している自転車集団。

赤い屋根が透けて見えて、綺麗です。

これだけの透明パーツを見ると、なんだかため息が出ますね。

ご存知、レゴアンパサダー 藤田 慎也さんの作品。

建機でくるとは洒落てます。

細かいディティールが藤田さんらしいですね。

精密さや部品の使い方では、他を圧倒する迫力です。

インダストリアルデザイナー トミタ・ジュンさんの作品。

これも透明部品が効果的に使われています。

なんか、透明なだけで格好良く見えてしまうんですが...。

インテリアデザイナーの沖 健次さんの作品。

芸術作品のような感じです。

ポッチが目立たないように、タイルブロックを多用していますね。

彫刻のような美しい作品です。

最後は、建築家の海老原 靖子さんの作品です。

実際に動かして遊べるようになっています。

作品としても、結構素敵な出来栄えだと思います。

説明文の横にあった謎の作品です。作品の一部でしょうか?

これで、作品は終わりです。

会場の後方から、展示、物販フロアを見下ろしたところです。

かなりの商品が販売されていました。 右側奥に見えるのが、カフェです。

この後は、物販コーナーの紹介を行います。

会場では、レゴブロックはもちろん、パルコのレゴ展などでも販売されていた、携帯電話ストラップやバッグ、シャツ類も販売されていました。

物販ゾーンにあった、巨大ブロックで囲まれたディスプレイです。
あいにく、何も表示されていませんでした。

新作のTシャツです。次から次に新製品が発売されますね。

ちなみに、値札にはキディランドの名前が付いていました。

Tシャツの後ろです。歴代レゴのロゴがプリントされています。

ちょっと恥ずかしいのでは?
(暗くてすいません)

絵葉書です。これも新作で、10種類も発売されました。
ミニフィグがかわいく写ってます。

絵葉書って結構高いんですね。一枚150円だそうです。

これも新作のレゴ自転車です。(暗くてブレちゃいました。)

変速機も無く、結構ちゃっちい作りです。
マニアは乗らずに保存しいておいたほうが良いかも。

同時期に渋谷パルコで開催されているレゴ展とスタンプラリーを実施しており、 2個所のスタンプを集めると、アニマルレゴがもらえます。

期間中、カフェで、2x3のブロックの形のケーキが食べれたそうです。

最後に総評ですが、全体的に見ごたえのあるイベントだったと思います。

見せ方にも気を使っていて、勉強になりました。

なにしろ無料ですし、またこのようなイベントがあれば良いなと思いました。

なお、このイベントの内容については、レゴオンラインマガジン「LEGOSTYLE」(www.legostyle.net)で見れるようになるそうです。

以上


2000 Akihito Fukunishi